札幌市白石区の食堂で働いていた知的障害者四人が、給与の未払いや障害者年金を横領されたなどとして、食堂の経営会社などを相手に損害賠償を求める訴訟を起こした問題で、市内の障害者団体「ピープルファースト北海道」(土本秋夫会長)は三日、市内でデモ行進を行い、知的障害者への人権侵害に抗議した。
同団体のメンバーら約三十人が参加し、午前十時半に豊平区内を出発。約一時間かけて、四人が働いた「三丁目食堂」(白石区東札幌二の三)の跡地周辺まで歩いた。メンバーらは「年金を返せ」「虐待を許さないぞ」とシュプレヒコールを上げ、札幌市の対応の遅れも批判した。
参加者の一人で、自身も障害者年金を横領された経験を持つ松岡敏雄さん(48)は「四人が自分と同じ目に遭い許せない。仲間たちのために頑張りたい」と話していた。
(北海道新聞より引用)
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