2007年10月31日水曜日

田中社長らをひき肉偽装で逮捕

偽装の発覚から4か月ー。食への信頼を裏切ったひき肉偽装事件で、ついに逮捕者です。警察は、ミートホープの田中社長ら幹部4人を逮捕しました。中継です。横内さん!(横内記者)「社長の田中容疑者らが取り調べを受けている札幌市西区の道警・琴似庁舎です。偽装の発覚から4ヵ月、警察は138トンもの偽装を立件しました」(小林記者)「田中容疑者が自宅から出てきました」捜査員とともにカメラの前に姿を見せたミートホープの社長・田中稔容疑者。偽装の発覚から4ヵ月での逮捕となりました。事件の舞台は、ひき肉を作っていた工場ー。偽装が見つかったのは、私たちの食卓にあがるコロッケでした。ミートホープでは、豚肉や鶏肉などを混ぜたひき肉を「牛100パーセント」と偽って取引業者に販売した疑いがもたれています。警察では、「偽装」は田中容疑者ら幹部が指示していたと判断して、逮捕に踏み切りました。警察は田中容疑者を苫小牧市の自宅で逮捕、取り調べのために身柄を札幌に移しました。(警察の会見)「不正競争防止法違反の疑いで通常逮捕しました」田中容疑者とともに逮捕されたのは、ミートホープの2人の工場長、そして三男で専務の恵人容疑者でした。偽装したひき肉は138トン・販売価格は6500万円で、17の取引会社に販売していました。(取引先の管理部長)「知らなかったとは言え、牛肉の入っていないコロッケを売ってしまったことは申し訳なく思う」破産手続きに入っているミートホープー、解雇された元従業員の1人は、再就職の面接に向かう前に取材に答えてくれました。(元従業員)「なかなか見つからない。あう仕事がなくて苦労している。お金があるんだったら従業員に分けて欲しい」(横内記者)「取材に応じてくれた元従業員からは、怒り、そしてもうかかわりたくない、という声が聞かれました。田中容疑者ら4人はいずれも容疑を認めているということです」

2007年10月24日水曜日

マナーの向上を呼びかけ

自転車事事故の防止を目指して、警察や関係団体などが、街頭で自転車の利用者にマナーの向上を呼びかけました。この街頭啓発は、自転車事故の防止と走行マナーの向上を目指して、警察と市民が、連携して行いました。警察官たちは、自転車の利用者にチラシを配って歩行者への注意など、自転車の走行マナーを指導しました。道警によりますと、自転車と乗用車の事故は今年に入ってから先月末現在で、2737件起きていて、去年の同じ時期よりも6人多い15人が死亡しています。また、警察には、自転車に関する苦情が多く寄せられているということです

2007年10月17日水曜日

母親殺害の長男を精神鑑定へ

先月、滝川市の住宅で母親を殺害したとして逮捕・送検された男の精神状態などを調べるため検察はきょう、男を病院に入院させる鑑定留置の措置をとりました。鑑定留置の措置がとられたのは滝川市に住む下山正義容疑者(38歳)です。正義容疑者は先月、滝川市の自宅で母親の洋子さんの頭をバーベルの持ち手で殴り殺害した疑いです。検察は正義容疑者が意味不明な供述をしていることなどから裁判所に鑑定留置を請求していました。鑑定留置は2か月間でそのあいだ検察は正義容疑者の精神状態などを調べることにしています。

2007年10月13日土曜日

観光客最下位、檜山を売り込め!

道内には、14の支庁がありますが、最も観光客が訪れるところはわかりますか?それは、こちら札幌のある石狩支庁で年間2千338万人ー。続いて、小樽のある後志支庁、そして、旭山動物園のある上川支庁がベスト3となっています。一方で、5年間にわたり最下位というのが檜山支庁の133万人です。きょう、この檜山の人たちが、観光客を呼び込もうとその魅力をアピールしました。(遊佐記者)「その檜山支庁ですが、江差やせたななど7つの町で構成されています。札幌のまちの人にとって印象はどうなのでしょうか」(女性)「観光地があるかわからないので行かない」(男性)「他に行きたい所たくさんあるから」観光客が道内一少ない檜山支庁ー。汚名を返上しようと旅行代理店などを集め、札幌で、檜山の豊かな自然と海の幸を紹介しました。(奥尻町役場・満島章さん)「殻を割ってウニ剥き体験も一緒にできるような内容も」そして、参加者に振舞われたのが郷土料理です。道南の正月料理のひとつ、くじら汁ー。そして、今金町特産のダンシャクイモなどですでに地元の旅館でも提供されています。会場に来た旅行関係者に檜山観光の可能性を予想してもらいました。(北海道ウオーカー担当者・阿部博明さん)「はみ出るくらいの感じでのびると思いますよ。食べ物ではまだまだ隠れた名産品があるんだなと発見がありました」(ツアー企画担当・高山遥さん)「、まっすぐ安定するのでは」しかし、まだ課題もあるようです。(旅行関係者)「やっぱりPR不足」「檜山っていったらこういうイメージというのがあれば」(道檜山支庁・小林靖幸さん)「PRの仕方があまり十分でなかったので良さを知ってもらう取り組みを重ねたい」観光客数最低を記録し続ける檜山支庁ー、今後は魅力をどこまで伝えられるかにかかっているようです。

2007年10月6日土曜日

道警がスクールサポーター導入

少年非行やいじめなど、学校で起きる問題の解決を支援しようと、道警がスクールサポーター制度をスタートさせました。スクールサポーターに任命された道警のOB2人は、今後教師と一緒に生徒指導を行ったり、学校に出向いて防犯活動を行うことにしています。

2007年10月1日月曜日

女性死亡で長男の身柄を確保

滝川市の住宅で女性の遺体が見つかりました。警察は、行方不明になっていた38歳の長男の身柄を確保し、事件に関与しているとみて事情を聞く方針です。午後2時、滝川市内の小学校ー、児童が教員や保護者に付き添われて集団下校しました。1キロほど離れた住宅で殺人事件があったためです。午前6時半すぎ、近所の人からの通報をうけた警察がかけつけたところ、1階の居間で、頭から血を流した女性の遺体が見つかりました。死亡していたのは下山洋子さん(59歳)。頭にはバーベルの持ち手で殴られたようなあとが数か所ありました。(近所の人)「祖父の遺影を壊したり考えられない行動をとっていた」事件の直後から下山さんの38歳の長男が行方不明になっていました。行方を捜していた警察に、目撃情報が寄せられました。(小林記者)「事件後、行方不明になっていた38歳の長男は公園のこちらのベンチに座っていたところを発見、通報されました」午後3時前、滝川から50キロ離れた岩見沢市内の公園にいる長男を見つけた近くの保育園から通報がありました。長男は自転車で移動してきたと見られています。下山さんは長男と2人暮らしでした。自宅で暴れる長男に悩んでいることを、周囲にも相談していました。(近所の人)「モノを壊したりする行動に出てきたので被害が出たら困る、と」「(下山さんは)優しい人で誰からも好かれる人」下山さんは警察に長男の行動について何度か相談したことがあったといいます。警察では、長男が事件に関わっている可能性が高いとみて、長男から詳しく事情を聞く方針です。