2007年7月25日水曜日

ミートホープ社 破産手続き開始 札幌地裁苫小牧支部

 【苫小牧】札幌地裁苫小牧支部は十八日、牛ミンチ偽装事件など一連の食品製造に関する不正発覚で経営破たんし、十七日に自己破産を申請した苫小牧市の食肉加工製造卸会社「ミートホープ」(田中稔社長)の破産手続き開始を決定した。
 これを受けて同日、田中社長と田中恵人専務、ミート社代理人の岡田秀樹弁護士、破産管財人となった大川哲也弁護士(札幌)が苫小牧市内で記者会見を行った。
 大川弁護士は資産状況を早急に把握する意向を示した上で、「売掛金と在庫品が主な資産だが、返品されたものもあり、(売掛金の)回収は困難を極めるだろう」と述べた。
 また、恵人専務は「負債は約六億七千万円とみているが、損害賠償額が出てきていないこともあり、最終的な負債は現時点で分からない」と話した。第一回の債権者集会は十一月二十日に同支部で開催される。
 田中社長は「消費者に不安を与えて申し訳ない。私の不徳の致すところ。何とおわびしていいか分からない」と話した。

(北海道新聞より引用)

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